財務コンサルティング実績
A社(インターネット・ベンチャー)
減資・増資により再度株式公開に挑戦
ポイント
- インターネット利用のノウハウと技術がベンチャーキャピタルから高い評価を獲得して、研究開発資金として10億円資本調達した
- ところが開発の遅れにより、大きな繰越損失を抱えることになり、資金繰りも悪化
- そこで株主の同意を得て、100分の1に減資。業績も急速にあがり新たな出資者から出資を獲得できる見込。再度株式公開に挑戦する見通しが出てきた
Bさん(不動産賃貸業)
相続対策でバブル時に建てた賃貸マンションの収支が合わず、資金繰り難に
返済額を減額する案で銀行の了解をとり、資金繰り・生活が安定
返済額を減額する案で銀行の了解をとり、資金繰り・生活が安定
ポイント
- マンション建築資金を当初の事業計画に基づき、期間20年の変動金利で調達した地主さん
- その後の利上げや賃料低下に見舞われ返済資金ショート
- 銀行に追加担保の提供を求められたばかりでなく、延滞分を返済するため一部不動産を換金処分
- 地元金融機関に事業の見直し計画を提出することで、35年の超長期固定金利での肩代わりに成功
- 毎月の返済が減少したことで資金余剰となり所有物件のメンテナンスも充実。賃貸価格も回復、将来の金利上昇リスクからも開放される
C社(ソフトウェア受託開発業)
都銀のビジネスローンと安定化で約1億円を調達。異業種進出で助成金獲得
ポイント
- 情報開示により金融機関との信頼関係改善
- 借入金の詳細な分析により、信用保証協会の特別保証「安定化」の無担保枠を使い満額調達
- 異業種進出に伴い、人材確保助成金を獲得
D社(卸売業)
会社分割により、無借金で再スタート
ポイント
- 取引先からの支援を取り付け資金繰り正常化
- 実質的な分社化により、営業部門を主体に無借金で再スタート
Eさん(大手総合商社の関連会社経営)
本業との関連が薄い業種で事業規模も小さいため、選択と集中戦略でスピンアウトの対象となった経営者が親会社からのMBOを決意
ポイント
- デューデリジェンスの前提条件見直しを親会社に認めさせMBO価格の6千万円減額に成功
- MBO価格が下がったため、経営者の自己資金のみで対応でき経営の自由度を確保
- MBOの経緯を知る銀行から無担保の運転資金も確保
F社(製造業)
初めて赤字決算となり、金融機関に資金繰表等の提出を再三要求されたが作成できず困惑の中小企業
ポイント
- 当社の指導により、取引銀行に対しすぐ黒字転換できるとした苦し紛れの書類を作成せず、ありのままの資金繰り表等を提出
- 暫く赤字状態が継続するが、当面の借入金の返済は可能なことをデータで証明し、銀行の不安・不信を解消
- その間、事業の収益改善に専念し黒字転換に成功。
- 誠実な対応により、銀行からの信頼が厚くなり、その後、金利が引き下げられるなど銀行の貸し出し対応が積極化
Gさん(製造業)
経済環境の悪化に対し、臨機応変に不動産の売買をしたいと考えた中小企業経営者
ポイント
- 複数物件に複数の担保が取引銀行数行にクロス状態で設定されていたためスピーディな売却処分が出来ず、売り時を逸するばかり
- 当社の指導の下でトラブル無く取引銀行を絞り込むことで担保を整理、1物件1担保を実現
- 所有物件のタイムリーな処分や買換えが容易になり資産内容も向上、銀行取引に関わる無用な労力も解消した